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セッションではどんなことをするのですか?

 セッションには幅広い種類の楽器が用意され、クライアントさんとセラピストが一緒に即興演奏(音楽づくり)をすることが基礎になっています。演奏は主としてクライアントさん先導です。というのは、セラピストはクライアントさんがどんな音楽、音をつくりだしてもそれに応え、支持していくという意味です。しかし音楽づくりを強要するものではありません。クライアントさんはご自分にとって心地よい方法で時間、空間を使うことができます。時には話をしたり、逆に沈黙の時間があったとしても、セラピストはそれを支持します。

 

 クライアントさんが幼いお子さんなどの場合は、関心を引くために初めの歌と終わりの歌を定めたり、童謡を使ったりしてセッションにいくらかの構成をもたせることもあります。セッションで何をするかは個々のクライアントさんによって決まり、そのクライアントさんのニーズによって変わってきます。

 

 時間をかけて一緒に演奏をすることを通じて、クライアントさんとセラピストは関係を築き、そのうちにご自分の関係の築き方や考え方の傾向やくせを意識し、よりよいあり方を目指します。

01

楽器演奏の技術は必要ですか?


 いいえ。ミュージックセラピィでは誰にでも扱いやすい楽器が使われます。即興すること、音楽、音をとおしてご自分自身を表現することを重要視します。

02

音楽が上手くなりますか?
 

 音楽の技術を得ることはミュージックセラピィの目的ではありません。しかし、セラピィの過程で他者と音楽を演奏することに慣れると、音楽の技術が発達する可能性はあります。リズム感や音感が発達することもあるかもしれません。しかしこれは副次的なものです。

03

セッションはどのくらいの頻度で行うのですか?

 原則週1回、同じ時間、同じ場所で行われます。

04

ミュージックセラピィはどんなことを目指して行うのですか?

 ミュージックセラピィの目標は個々のクライアントさんのニーズや問題によってさまざまです。目標はセラピィを希望される理由を考慮し、アセスメントによって設定されます。

 

 次にあげるものは、代表的な目標の例です。

 

  • 順番を守る、共有する、他者のことを聞くなど、音楽づくりをとおして社会性を発達させる。

  • 自己表現やセラピストとのやり取りをする中で、声を使うことを促進する。

  • 模倣することと、聴かれる(応じられる)体験によって、発声をさらに意味のあるコミュニケーションに発達させる。

  • さまざまな楽器を演奏するために手を使うことを動機づけ、運動技術を促進させる。

  • 自尊感情と自信を発達させる。

  • 精神的な充足感を得る。

  • 自発性を促進する。

  • 非言語的なやりとりを促進する。

 

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